ヘタの横好きLife

飽き性だから1つのことを深められない。ヘタなりにいろんなことをやってみる日々の記録。

終わる夏、続く夏

久しぶりに高校野球大阪大会の決勝戦をちゃんとテレビで観ました。

7回もしくは8回勝たないと甲子園には行けない大阪大会。甲子園で1勝するより大阪を勝ち抜くほうが難しいともよくいわれますが、大阪桐蔭履正社ほどの強豪でも一切シードのない大阪大会をよく言い表していると思います。

 

準決勝でセンバツ決勝の顔合わせである大阪桐蔭-履正社が行われ、普通に考えたらこれが事実上の決勝戦。その前に行われた試合で公立の大冠が勝っていたため、余計にそう思った人は多かったと思います。

私も大冠がいくら私学を連破してきていると言っても、「良い試合」になることも難しいのではなかろうか、と思っていました。だから大阪桐蔭履正社の試合が延長戦にでもなって、体力的にも精神的にも大消耗戦をしてくれたらなーとか思っていたのです。(結局はそこまでの消耗戦にはならなかったけど。)

 

でも決勝戦、蓋を開けてみたらいい勝負してるやん!と。解説の方も「実力は互角」と言っていたしね。打撃は本当に大阪桐蔭にも全然負けていなくていい勝負だったのだけど、走塁のそつのなさとか、守備の鍛えられ方とか、とても細かいところで大阪桐蔭が一枚上手な気はしました。本当に8回裏の大冠の守備のミスが痛かったですが、ミスで大量失点しても、最終回諦めずに2点差まで食らい付いたところが素晴らしかったです。さすが、私学を倒し続けて決勝まで来ただけのことはある(ちなみに私の母校はベスト8で大冠に0-10で敗れているのですが、この試合を観て納得しました)。

 

試合後、大冠の主将が「自分たちの野球ができた」と笑顔だったというのが印象的でした。もちろん勝ちたかっただろうけど、ガチの大阪桐蔭相手にここまでできたら…という気持ちもあったことは確かだと思います。普段、大阪桐蔭とは練習試合すらできないだろうし、一生忘れられない試合になったでしょうね。

 

今年、大阪大会に出場したのは176校。私が高校生だった頃から10校ほど減っていて、少子化なんだなあという実感がある一方、10校やそこら減ったところで激戦であることに変わりはありません。その176校の中で、本気で甲子園をめざしている高校がどのくらいあるでしょうか。口ではなんとでも言えます。それが良い悪いということではなく、甲子園に行くために選手を集める私学ならまだしも、公立で「甲子園」という目標を本気で掲げて努力することの難しさ。それを思うと、今回打撃を徹底的に強化してきたという大冠高校を筆頭に、ベスト8のうち3校が公立だったことは、たくさんの努力や運の強さなど、いろいろ含めて本当に素晴らしいことだと思いました。運の強さって、くじ運だけじゃないです。たまたま素質のある選手が揃って、指導者にも恵まれて、みんなが同じ方向を向けたとか、そういうことです。練習時間の短さとか、グラウンドが狭い・他部と共用だとか、練習環境が強豪の私学とは違うことは入学前からわかっていることなので、それを言い訳にしないで堂々とプレーしている学校は心から応援したくなります。

 

西東京大会では早稲田実業が敗れました。私は清宮選手に特に思い入れもないので(素晴らしいスラッガーであることは事実です)、この大会が「清宮の大会」みたいに報じられることがなくなったのは良かったかなと思います。まあ、これは彼ではなくメディアの問題ですが…。

長く高校野球を見てきて、強豪校についても考えることはたくさんあるので、それはまた本大会がはじまったときにでも、改めて書きたいと思います。それではまた。